~設備トラブルを防ぐ油温管理の基本~
設備保全では
- 油圧ユニット
- 減速機
- コンプレッサー
- 工作機械
など多くの設備で**油(オイル)**が使用されています。
しかし意外と見落とされがちなのが
油温管理
です。
油温が適正でないと
- 潤滑不足
- 油劣化
- 設備寿命低下
など様々なトラブルの原因になります。
そこで役立つのが
サーモラベル
です。
今回は
- サーモラベルとは
- 油温管理の重要性
- 油温の適正値
を解説します。
サーモラベルには2タイプあります
・可逆性→温度が下がったら色が戻る
・可塑性→温度が下がっても色が変わらない
発注は間違えないようにしましょう
サーモラベルとは
サーモラベルとは
温度によって色が変化する温度表示シール
です。
設備に貼るだけで
現在の温度を目視確認できます。
特徴
・電源不要
・貼るだけで温度管理
・異常温度がすぐ分かる
そのため設備保全の現場では
- モーター
- ベアリング
- 油圧タンク
- 減速機
などに使用されています。
油温管理が重要な理由
油は温度によって性質が大きく変化します。
温度が低すぎると
・粘度が高くなる
・流れが悪くなる
・潤滑不足
逆に温度が高すぎると
・油劣化
・潤滑性能低下
・部品摩耗
が発生します。
つまり
油温が適正範囲にあることが重要です。
油温が高いと起きるトラブル
油温が上昇すると次の問題が発生します。
・油の酸化
・粘度低下
・潤滑不足
結果として
- ベアリング摩耗
- ギア摩耗
- シール劣化
などにつながります。
さらに油温が
10℃上昇すると油寿命は約半分
になると言われています。
油温が低い場合の問題
油温が低すぎる場合も問題があります。
例えば
・油が固い
・ポンプ負荷増加
・流量低下
その結果
設備負荷が増加します。
特に冬場の油圧設備では
この問題が発生しやすくなります。
油温の適正値
設備によって異なりますが、一般的な目安は次の通りです。
| 設備 | 適正油温 |
|---|---|
| 油圧装置 | 40~55℃ |
| 減速機 | 40~60℃ |
| コンプレッサー | 60~80℃ |
油温が
70℃以上
になると油劣化が早くなるため注意が必要です。
サーモラベルの活用方法
サーモラベルは次の場所に貼ると効果的です。
おすすめ設置場所
・油圧タンク
・減速機ケース
・ベアリングハウジング
・モーター
これにより
設備温度の異常を一目で確認できます。
サーモラベルのメリット
サーモラベルの最大のメリットは
温度管理の見える化
です。
メリット
・異常温度をすぐ確認
・点検が簡単
・電源不要
そのため
設備点検の効率化にもつながります。
まとめ
油温管理は設備保全で重要なポイントです。
油温が適正でないと
- 油劣化
- 潤滑不足
- 部品摩耗
につながります。
サーモラベルを使用することで
簡単に温度管理を見える化できます。
設備の安定稼働のためにも
油温管理を意識することが重要です。
現場ワンポイント
油温が高くなる原因は次のことが多いです。
・油量不足
・フィルター詰まり
・冷却不足
・ポンプ過負荷
油温上昇を確認した場合は
設備負荷や油状態を確認することが重要です。



コメント