三相モーターの簡単な電流計算方法【現場で使える簡単テク】

設備保全

〜設備電流を簡単に計算する方法〜

工場設備では、ほとんどのモーターが**三相モーター(3相モーター)**です。

設備の選定やトラブル調査をしていると、

  • このモーターの電流はどれくらい?
  • ブレーカー容量は足りている?
  • 電流が高いのは正常?

といった疑問が出てきます。

今回は、三相モーターの電流を計算する方法をわかりやすく解説します。


三相モーターの電流計算式

三相モーターの電流は次の式で計算できます。

電流(A) = 出力(kW) ÷ (√3 × 電圧(V) × 力率 × 効率)

少し難しく見えますが、順番に説明します。


計算式の意味

項目意味
kWモーター出力
√3三相電源の係数(1.732)
電圧200Vや400V
力率一般的に0.8程度
効率モーター効率(0.85〜0.9程度)

計算例(200Vモーター)

例えば

モーター仕様

  • 出力:3.7kW
  • 電圧:200V
  • 力率:0.8
  • 効率:0.9

これを計算式に入れます。

電流 = 3.7 ÷ (1.732 × 200 × 0.8 × 0.9)

計算すると

約14.8A

となります。

つまり

3.7kWモーターの電流は約15A

です。


現場でよく使う簡易計算

実は現場ではもっと簡単に計算します。

200Vモーターの場合

1kW ≒ 4A

この目安で大体合います。

モーター電流
1.5kW約6A
2.2kW約8.8A
3.7kW約15A
5.5kW約22A
7.5kW約30A

※メーカーにより多少変わります


電流が高い場合の原因

実測電流が高い場合、次の原因が考えられます。

よくある原因

・Vベルトの滑り
・ベアリング劣化
・機械負荷増加
・電圧低下
・相バランス不良

特に多いのが

Vベルト劣化によるモーター負荷増加

です。

しかし、トラブルの状況によってさまざまな原因が考えられる為

よく調査して原因を究明してください


まとめ

三相モーター電流は次の式で計算できます。

電流 = kW ÷ (√3 × 電圧 × 力率 × 効率)

しかし現場では

200Vモーター
1kW ≒ 4A

この目安を覚えておくと便利です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました