~製造業・生産技術者が覚えておきたい基本用語~
工場で働き始めると、普段あまり聞かない専門用語を耳にすることがあります。
例えば
- 歩留まり
- チョコ停
- 稼働率
などです。
これらは製造業では日常的に使われる言葉です。
今回は
工場でよく使う業界用語20選
を紹介します。
① 歩留まり(ぶどまり)
投入した材料に対して、良品として完成した割合
例
100個生産して90個良品の場合
歩留まり = 90%
歩留まりが高いほど生産効率が良いと言えます。
② 稼働率
設備が実際に動いている時間の割合
計算例
稼働率
= 稼働時間 ÷ 計画稼働時間
設備の生産性を表す重要な指標です。
③ チョコ停
数秒~数分程度の短時間停止
正式な故障ではありませんが
積み重なると生産性を大きく低下させます。
④ 段取り
製品を切り替えるための準備作業
例
- 金型交換
- 設備設定変更
- 材料交換
段取り時間は生産効率に大きく影響します。
⑤ タクトタイム
1個の製品を作るために必要な時間
生産ラインでは
タクトタイム = 生産速度
になります。
⑥ ロット
同じ条件で生産された製品のまとまり
例
- 1ロット100個
- 1ロット500個
品質管理などで使用される言葉です。
⑦ リードタイム
注文から納品までにかかる時間
製造業では
- 生産時間
- 検査
- 輸送
すべてを含みます。
⑧ 工程
製品が完成するまでの作業の流れ
例
- 加工工程
- 組立工程
- 検査工程
「下工程(しもこうてい)はお客様」
などでよく使用されます
⑨ 不良率
生産した製品の中で不良品が占める割合
計算式
不良率
= 不良数 ÷ 生産数
⑩ 原単位
生産量に対する資源使用量
例
- 電力原単位
- 材料原単位
コスト管理で使用されます。
⑪ 生産能力
一定時間で生産できる最大数量
例
1時間100個生産可能など。
⑫ 設備保全
設備を正常な状態で維持する活動
例
- 点検
- 修理
- 予防保全
⑬ 予防保全
故障する前に設備を整備する保全方法
設備停止を防ぐ重要な活動です。
⑭ 事後保全
設備が壊れてから修理する保全方法
突発停止が発生する可能性があります。
⑮ 5S
工場管理の基本活動です。
- 整理
- 整頓
- 清掃
- 清潔
- しつけ
⑯ ポカヨケ
人為ミスを防ぐ仕組み
例
- 部品の向き違い防止
- 組立ミス防止
⑰ なぜなぜ分析
問題の原因を5回程度「なぜ」で深掘りする方法
品質改善でよく使用されます。
⑱ 突発故障
予測できず突然発生する設備故障
事後保全に関連しますが突然設備が故障し
修理が必要となる状態のことを指します
⑲ サイクルタイム
1工程の作業時間
ラインバランスを考える際に重要です。
⑳ ボトルネック
生産ラインの中で最も遅い工程
生産量はこの工程に制限されます。
まとめ
工場では様々な専門用語が使われています。
特によく使われる用語は次の通りです。
- 歩留まり
- 稼働率
- チョコ停
- タクトタイム
- 段取り
これらを理解しておくことで
現場のコミュニケーションがスムーズになります。
生産技術者や設備保全担当者にとって
基本的な知識と言えるでしょう。



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